
曹渓宗俗離山法住寺の末寺である淨芳寺は、標高1,016mの錦繡山(クムスサン)の麓、神仙峰(シンソンボン)の稜線にある千年古刹で、新羅時代の義湘大師(ウィサンデシ)が創建したと伝えられています。寺に登ると、仙境を思わせる清風湖(チョンプンホ)と周囲の山々を眺めることができ、自然の驚異を感じさせる場所です。法堂の屋根の3分の1を覆う岩壁があり、その雄大さと奇妙な姿は自然の偉大さを感じさせます。淨芳寺の境内には、法堂と寮舎、懸慧門(ヒョンヘムン)などがあります。1825年に建てられた法堂は12間、寮舎は5間規模の木造瓦葺きです。懸慧門は寺の正門であり、一柱門(イルチュムン)とも呼ばれ、1間規模の木造門です。法堂の中には主尊仏である高さ60cm、肩幅30cmの観音菩薩像があり、仏像の後ろには後仏幀画(ごぶつちょうが)が描かれています。堤川(チェチョン)淨芳寺木造観音菩薩坐像および腹蔵遺物は、堤川の淨芳寺法堂に安置されている木造の観音菩薩坐像と、その中から発見された遺物です。この木造観音菩薩坐像は、淨芳寺の法堂に主仏として安置されており、典型的な朝鮮中期菩薩像の特徴をよく示しています。