
鳳腹寺は江原道横城郡にある三国新羅時代の古刹である。西暦647年(新羅善徳女王16年)に慈蔵律師によって創建され、月精寺の末寺に属している。鳳腹寺は火災や戦争などにより、何度も焼失と再建が繰り返されてきた。現在は大雄殿、三星閣、国師堂、浮屠殿などの法堂と、三層石塔、九層石塔などの遺物が残されている。特に九層石塔はミャンマーから招来された仏様の舎利を奉安しており、塔身部が平らな板状になっているため、異国的な姿をしている。鳳腹寺大雄殿は2008年に新しく建てられ、大雄殿内には釈迦牟尼仏、観音菩薩、地蔵菩薩が祀られている。遺物としては、慈蔵律師が建てたと言われる新垈里三層石塔が江原道有形文化遺産に指定されており、数カ所に朝鮮戦争時の弾痕が残っている。寺院の前には丘の上に浮屠殿が位置し、寺院の背後には泰岐山がそびえ立つ鳳腹寺は、新羅の歴史と自然が調和した文化遺産であり、秋の紅葉シーズンには多くの観光客が訪れる。